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驚いた。。トラブル時の技術サポートについて その1

更新日:2021年2月13日

今月までにテストも含めて既に100本以上のROYPOWバッテリーを取り付けしてきましたが、初めてのトラブル発生。 先日取り付けさせていただいたフェニックスカントリーさんのMOVE用P130というモデルでメイン電源が落ちてしまうというトラブル発生の連絡。すぐに急行。

こちらがその様子。交換時から何日かは正常に動いていましたが、突然この症状になったとのこと。もちろんお客様の使い方にも問題有りません。


まずは周辺機器も含め接続状況を確認。特に問題有りません。お客様に御迷惑をおかけするわけにも行かないとの判断でとりあえずバッテリーを交換し持ち帰りで詳しく調べます。


写真は今回のものではないのですが、専用のソフトでの確認の様子です。 今回問題があったバッテリーも早速BMSのデータを確認ですが・・ここで厄介な問題が発生。電源が入らないというトラブルのはずが問題なく入ります。 修理をされておられる方はおわかりになると思いますが、トラブルが再現されない、、これが一番厄介な状態。いい加減なメーカーであれば、トラブルは確認できないのでとりあえずそのまま様子を見てください。。。というパターン。 ちょっと不安を抱えながらとりあえず現在の状態も含めて伝えた上でメーカー技術スタッフとのやり取り開始です。

まず確認したのがバッテリーの設定状態。私達が通常確認しているのはバッテリーの現在の稼働状況に関する部分で設定自体のページはトラブルの原因になりますのでアクセスしません。若干緊張しながらの作業になりますがここも特に問題なし。 次はログの抽出。 roypowのバッテリーは充電状態、放電状態、すべてのタイミングでバッテリーの稼働状態を記録しています。指示された方法でBMSからデータをダウンロード。。


ダウンロードしたデータをエクセルで開いたのがこんな感じ。。長いです。。どのくらい長いかというと・・



このくらい。実は10%で表示させてるこの画面でも全く入りきっていません。^^; データを早速メーカーの技術スタッフに転送。


約10分程度でメーカーの技術スタッフから連絡有り。この部分に異常が見られるとのこと。。全く意味がわかりませんがこの時点でどのセルのどの部分に問題があるというところまで分かったようです。


ごめん、2時間ください。と言われて待つこと2時間。


なんと、詳細な図解付きで現在のトラブルに対する対処法を作って送ってきました。(頑張って日本語訳付き)

どうやら接点の不具合を検知して安全装置が作動する状態のようで該当箇所の特定の方法のようです。現在弊社スタッフが指示に沿ってバッテリーを分解しています。 この続きはまたご報告させていただきます。 とりあえず、、ハイクオリティを売りにしているこの製品で1/100で初期トラブルが出てしまったのは残念なのですが、その後の対応は万全。 メッセンジャーの向こう側で担当はじめ、技術スタッフが待ち構えて真摯に対応してくれる姿勢は非常に心強い印象です。

雨降って地固まるというのでしょうか。。今回の件でより安心してお客様に勧められるとの確信が得られた気がします。


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