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【導入事例】CLUB CAR LIMO 2/3/5 かねひで喜瀬カントリークラブ(沖縄)

更新日:2022年2月17日

沖縄県 かねひで喜瀬カントリー様にお届けしてまいりました。

今回は写真のクラブカー5人乗り、リモシリーズが対象となります。


何度も日本プロを開催されている名門コース

沖縄らしいエントランス。当日は気温26度の絶好のゴルフ日和

沖縄を代表する人気コースだけに、1年を通して日本中から多くのゴルファーが集まり多い日には70組近くのラウンドとなることもあるとのこと。カートも午前午後の2ラウンドで使われることもあるためバッテリーには相当きつい環境となりこれまで2年前後の交換でも仕方がないとお考えだったそうです。まさにLFPの効果を最大限感じていただけるコース。昨年12月より2ヶ月間お試しいただいた上で今回正式にご採用いただきました。

クラブカー・リモ5

こちらが今回の載せ替え対象となるクラブカー・リモ5。まだご購入されて2年程度とのことで非常にきれいな車体でした。 先日の日立同様、48v仕様で5人乗りとなるとやはりバッテリーにはかなりきつい仕様になります。一日2ラウンドの使用となることもあるようなので鉛バッテリーの寿命は2年、長いものでも3年は無理という運用だったそうです。


今回搭載したのはROYPOWのS51105モデル。実はそのままでは載らないのですが少し工夫することで問題なく搭載できるようになっています。(ちなみに、このあたりは全て交換マニュアルとして収録しております)

2ヶ月間しっかりとお試しいただき今回即正式採用していただいたのですが、決め手になったのがLFPバッテリーのクオリティの高さ。具体的には以下のとおりです。


■一回の充電で走行できるラウンド数

  • 従来鉛バッテリー 最大2ラウンド(ただしバッテリーが新しいことが条件、そうでない場合は1ラウンド限定)

  • LFPバッテリー 最大4ラウンド

■重量差 マイナス140キロ

  • 従来鉛バッテリー 186kg

  • LFPバッテリー 43.2kg

■バッテリー交換費用

  • 従来鉛バッテリー 約20万円(2年〜3年交換)

  • LFPバッテリー 約26.5万円(約10年、3500回交換目安)


一回の充電で連続2ラウンド走った翌日にそのまま2ラウンド走るのにはかなり驚いていただいたようです。先にも書きましたが最大70組近いラウンドが入るこのコースではカートは2ラウンド出動しなければならないことも多いためバッテリーの寿命が短くなることは仕方がないと判断されていたようです。LFPの場合、2ラウンドや3ラウンドの連続走行程度ならびくともしない頑丈さが最大の特徴。コースで止まらないかヒヤヒヤする等、バッテリーに関する心配がなくなるとかなり喜んでいただけました。

搬入風景。LFPバッテリーはすべて木箱に入れて安全に配送されます。

作業開始ですぐにちょっとしたトラブル発生。実はテストさせていただいた車体はLIMO5という型だったのですが、実際の搭載時に同じリモでも違う世代のものが混在していることが判明。CLUB CARの場合2人乗りのプレシデントでも内部の構造が違うモデルが存在します。実際今回のパターンでもレイアウトや配線が違うため現場は一気に緊張です。。

リモ3。前席下になんにも有りません。。
リモ2。更に古い型になります。流石に全くノーデーター。。

とりあえず、対象のカートを開けてみて配線や内部の形状を確認。現場作業をスムーズに進められるように予め準備してきている配線等もありますが、取り回しが違うとなるとそのままでは無理。最悪取り付けられない場合もあるので必死で細かく確認中。。

結果、コントロールボックスの位置や配線の取り回し等かなり予想外のこともありますがなんとか全て現場対応可能との判断。とりあえず一安心。私写真撮ってますがこの間心臓バクバクです。。しかし、弊社スタッフの対応力もかなり上がってきてると感心、少し前なら出直しましょうもあり得たかなと思います。なんとか事なきを得て作業開始です。


喜瀬カントリーのカート担当スタッフさん。次回からは弊社スタッフ無しで取り付けされます。
6v8本仕様の場合7番目8番目のバッテリーは前席の下にレイアウト。これが非常に取りにくい。。

まずは古い鉛バッテリーの取り外し。やはりもともとバッテリーにきついモデルのため大きめのバッテリーが搭載されているようです。この段階でも予想外の事態発生。。2台だけ6Vバッテリーを8本搭載したモデルが出現(初めてみた!)。またまた緊急会議ですがこれもなんとかクリアです。

今回もオリジナル充電口を採用。
床下が抜けている仕様なので防水を気にしておられましたがLFPは防水レベルIP67。全く問題有りません。

色々と問題は有りましたが、交換作業自体はスペースに余裕があるためこれまでのいろいろなモデルの中で一番やりやすいという印象です。先方スタッフ様含め4人での作業となりますが1台あたりの交換時間は30分というところ。それぞれ正常動作(リモ5に関してはヘッドライト点灯も)と正常充電を確認して載せ替え完了!

載せ替え作業完了のカートはすぐにカート庫で充電開始。作業当日は3月にも関わらず最高気温26度の夏日となり、大勢のゴルファーで賑わう状態。純正充電器は22Aの高速充電となるため約1時間程度でも1ラウンド分の充電が可能なため満タンを待たず出動です。

午後スタートラインに加わっていくLFP交換カート。しかし天気のいいこと。。

今回は3日間の交換作業となりましたがすべて無事終了。最終日にすべてのカートが無事ラウンドを終えて帰ってきた上で充電されていくのを確認して作業終了。

写真上はラウンドを終えて帰ってきたリモ3のLFPからBMSのログを回収している風景。今回も良いデータがたくさん取れております。このあたりは次回詳しくご報告いたします。

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