ゴルフカート用のLFPバッテリーから100vの交流電源が取れないかというお話を頂いてご提案させていただいたのがこちらの案件。
写真上が完成車両。現在岡山県のJFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部で開催されているMIZUNOオープンの会場で実際に使用されている写真です。以前にもご紹介させていただきました男女プロゴルフツアー等に車両を提供されているキヌガワプランニングオフィス様のカートになります。
こちらが搭載しているRoypow S51160.名前の通り160Ahの容量があります。実はこのバッテリーを電源として使う仕組み自体は去年もお試しいただいておりましたが少し容量に不安があるため今回大容量の160Ahで対応。これ一つでカート自体の駆動電源と、ディスプレイ等への電源を供給、余裕を持って1日中電源車両として機能することになりました。これ一つで8kw以上の容量を持ちます。
特別に見せていただいた制御部分。会場にはこの車両が計3台プラス固定式のディスプレイがありますが、管理システムからの情報をうけて表示をコントロールする制御部分とバッテリーからの直流電源を100vの交流電流に変換するインバーターで構成されています。
車両自体はかなり古い型のclub carになります。実はRoypowからは多分とりつけられる(でしょう)程度の返事だったためかなり不安だったのですが、案の定簡単にはいかないものの最終的にはバッチリ取り付けられています。他のカート同様、専用充電器で充電すれば自走可能な移動電源車両となります。
こちらはもう一回り小さなタイプ。こちらもバッテリーは同じものを積んでいるので容量は十分です。実際にトーナメント等では最終組がすぎれば役割が終わるため移動が可能。他の場所に回ることもできます。
以前は発電機をおいて対応されておられたらしいのですが、今は移動して電源をオンにするだけ。音も全くしないのでとくに「お静かに」が求められるゴルフトーナメントの会場では大いに活躍するとのことです。
写真上はプレシデントに搭載したS51160。ぎりぎりのります。今回はディスプレイ用の電源としてになりますが簡易移動電源車両としては他にもいろいろな用途が考えられると思います。(カートに車載することにこだわらない場合更に大きな容量でも対応が可能になります)
ご興味のある方はぜひご相談ください。
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